1.0.0 - ci-build
JPCoreV1 - Local Development build (v1.0.0). See the Directory of published versions
| 項目 | 内容 | | ————– | ———————————————————- | | 定義URL | http://jpfhir.jp/fhir/core/StructureDefinition/JP_Observation_SocialHistory | | バージョン | 1.0.0 | | 名前 | JP_Observation_SocialHistory | | タイトル | JP Core Observation Social History Profile | | ステータス | アクティブ(2021-11-03) | | 定義 | Observation Social History Profile | | 公開者 | FHIR® Japanese implementation research working group in Japan Association of Medical Informatics (JAMI) | | Copyright | FHIR® Japanese implementation research working group in Japan Association of Medical Informatics (JAMI) | | ソースリソース | https://simplifier.net/jp-core-draftv1/jpobservationsocialhistory |
本プロファイル説明は、患者に付属する一項目分のバイタルサイン情報について、情報の登録や検索、取得のために、JP_Observation_SocialHistory
リソースを使用するにあたっての、最低限の制約を記述したものである。
JP_Observation_SocialHistory
リソースに対して本プロファイルに準拠する場合に必須となる要素や、サポートすべき拡張、用語、検索パラメータを定義する。
本プロファイルは、以下のようなユースケースを想定している。
Patient
リソースから指定された日時、期間での患者生活背景情報の参照Patient
リソースから指定された患者生活背景情報項目に対する、指定された期間での患者生活背景情報の参照Observation
リソースや、Patient
リソース等)の参照。Observtion
はヘルスケアの中心的な要素であり、診断の支援、進捗状況の監視、ベースラインやパターンの決定、さらには人口統計学的特性の把握に使用されます。ほとんどのObservation
は、いくつかのメタデータを持つ単純な名前/値のペアのアサーションであるが、いくつかの Observation
は、他のObservation
を論理的にグループ化したり、あるいはマルチコンポーネントのObservation
であったりする。
このプロファイルでは上記想定シナリオにて用いられるObservation
の用途がスコープであり、患者基本情報の中でも特に患者バイタルサインに該当する情報項目の1つを取り扱う際に、必要な要件を定義している。
このプロファイルは、以下のリソースに対して定義された各プロファイルから直接参照される可能性がある。
AdverseEvent
Appointment
CarePlan
ChargeItem
ClinicalImpression
Communication
CommunicationRequest
Condition
Contract
DeviceRequest
DeviceUseStatement
DiagnosticReport
Encounter
FamilyMemberHistory
Goal
GuidanceResponse
ImagingStudy
Immunization
MedicationAdministration
MedicationRequest
MedicationStatement
MolecularSequence
Observation
Procedure
QuestionnaireResponse
RequestGroup
RiskAssessment
ServiceRequest
SupplyRequest
次のデータ項目は必須(データが存在しなければならない)、あるいは、データが送信システムに存在する場合はサポートされなければならないことを意味する(Must Support)。
本プロファイルでは、次の要素を持たなければならない。
status
︓生活背景情報項目の状態は必須である。category
︓このリソースが示す生活背景情報項目を分類するための区分であり、このプロファイルでは必須とする。code
︓このリソースは何の生活背景情報項目であるかを示すため必須である。subject
︓このリソースが示す生活背景情報項目が、どの患者のものかを示すため、このプロファイルでは参照するpatient
リソースの定義を必須とする。このプロファイルでは MustSupport要素定義は行っていない。
このプロファイルでは拡張定義は行っていない。
Path | 定義 | バインディング強度 | バリューセット |
---|---|---|---|
JP_Observation_SocialHistory.category |
基底仕様のカテゴリ「social-history」固定とする | Preferred | ObservationCategoryCodes |
JP_Observation_SocialHistory.code |
MEDIS-DCによるJ-MIX(電子保存された診療録情報の交換のためのデータ項目セット)第6章を元に定義する | Preferred | SocialHistoryCode |
このプロファイルでは制約定義は行っていない。
コンフォーマンス | インタラクション |
---|---|
SHALL(必須) | search-type、read |
SHOULD(推奨) | vread、history-instance |
MAY(利用可能) | create、update、patch、delete、history-type |
コンフォーマンス | パラメータ | 型 | 例 |
---|---|---|---|
SHOULD | subject ,category ,code ,value-quantity |
reference ,token ,token ,quantity |
GET [base]/Observation?subject=Patient/123&category=vital-signs&code=http://loinc.org|8867-4&value-quantity=gt40 |
SHOULD | subject ,category ,code ,value-quantity ,date |
reference ,token ,token ,quantity ,date |
GET [base]/Observation?subject=Patient/123&category=vital-signs&code=http://loinc.org|8867-4&value-quantity=gt40&date=le2020-12-31 |
SHOULD | subject ,category ,code ,value-quantity ,encounter |
reference ,token ,token ,quantity ,encounter |
GET [base]/Observation?subject=Patient/123&category=vital-signs&code=http://loinc.org|8867-4&value-quantity=gt40&encounter=Encounter/456 |
次の検索パラメータは必須でサポートされなければならない。(SHALL)
(Observation
リソースでは検索の多様性が求められるため、必須としての検索項目は定義していない。)
次の検索パラメータをサポートすることが望ましい。(SHOULD)
1.患者中心での検索:subjet
(= Patient
リソース:対象患者)、category
(対象カテゴリ)、code
(対象項目)、value[x].valueQuantity
(値条件)での検索をサポートすることが望ましい。(MAY)
検査結果値であるエレメント=value[x].valueQuantity
の実際のSearch Parameterはvalue-quantity
となる。
subject
,category
,code
,value-quantity
の各検索パラメータに一致するObservation
リソースを含むBundleを取得することができる。
GET [base]/Observation?subject={reference}&category={token}&code={token}&value-quantity={quantity}
例:
GET [base]/Observation?subject=Patient/123&category=vital-signs&code=http://loinc.org|8867-4&value-quantity=gt40
2.項目中心の検索:subject
(= 複数のPatientリソース:母集団としての患者範囲)、category
(対象カテゴリ)、code
(対象項目)、value[x].valueQuantity
(値条件)、effective[x].effectiveDateTime
または .effectivePeriod
(期間範囲)での検索をサポートすることが望ましい。(MAY)
検査結果値であるエレメント=value[x].valueQuantity
の実際のSearch Parameterはvalue-quantity
となり、期間指定についてはエレメントがeffective[x].effectiveDateTime
または .effectivePeriod
いずれの場合においてもSearch Parameterは date
となる。
subject
,category
,code
,value-quantity
,date
の各検索パラメータに一致するObservation
リソースを含むBundleを検索する。
GET [base]/Observation?subject={reference}&category={token}&code={token}&value-quantity={quantity}&date={date}
例:
GET [base]/Observation?subject=Patient/123&category=vital-signs&code=http://loinc.org|8867-4&value-quantity=gt40&date=le2020-12-31
3.訪問診療等の検索:subjet
(= 複数のPatientリソース:母集団としての患者範囲)、category
(対象カテゴリ)、code
(対象項目)、value[x].valueQuantity
(値条件)、encounter
(= Encounter
リソース:対象医療行為)での検索をサポートすることが望ましい。(MAY)
subject
,category
,code
,value-quantity
,date
,encounter
の各検索パラメータに一致するObservation
リソースを含むBundleを検索する。
GET [base]/Observation?subject={reference}&category={token}&code={token}&value-quantity={quantity}&date={date}&&encounter={encounter}
例:
GET [base]/Observation?subject=Patient/123&category=vital-signs&code=http://loinc.org|8867-4&value-quantity=gt40&date=le2020-12-31&encounter=Encounter/456
オプション検索パラメータ(MAY)はありません。
コンフォーマンス | オペレーション | 説明 |
---|---|---|
MAY | $lastn |
$lastn オペレーションを使用すると、指定したある条件を満たす、最新のn件のObservation リソースを取得することができる。 |
オプションとして次のオペレーションをサポートすることができる。(MAY)
Observation
用 $lastn
オペレーション$lastn
オペレーションはある条件に基づく最新、または最新からn件の検査結果/測定結果等を取得するという一般的なニーズを満たすためのオペレーションである。例えば、直近の傾向を見るために、患者の過去5回分の体温を取得したり、最新の検査結果や媒体るサインを取得したりすることができる。 検索を行う際は、通常のObservation
の検索パラメータと組み合わせて使用される。また、対象となる患者等を限定するための、patient
またはsubject
の検索パラメータ、およびカテゴリを指定するcategory
検索パラメータは必須の検索パラメータとなる。
また取得される結果には以下のルールに従う。
Observation.code
の値によるグルーピング処理(Group by)されるこの操作の公式なURLは以下である
http://hl7.org/fhir/OperationDefinition/Observation-lastn
名前 | 多重度 | 型 | バインディング | プロファイル | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
max | 0..1 | positiveInt | max は、lastn クエリ操作のオプションの入力パラメータです。これは、各グループから返すObservation の最大数を指定するために使用される。例えば、「ある患者のすべてのバイタルサイン結果から最新の3件を取得する」というクエリの場合、max = 3となる。 |
名前 | 多重度 | 型 | バインディング | プロファイル | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
return | 1..1 | Bundle | バンドルのタイプは”searchset”である。この操作の結果は、リソースとして直接返される。 |
リクエスト:ある患者のすべてのバイタルから最新の3件を取得する。
GET [base]/Observation/$lastn?max=3&patient=Patient/123&category=vital-signs
レスポンス:各サーバ毎に実装されたLast Nアルゴリズムに従い、患者のすべてのバイタルの中からコードごとに分類し、それぞれについて最新の3件を返す。以下の応答例では、9種のバイタルに対してそれぞれ3件ずつ応答を返しているため、合計27件のObservation
のバンドルとなっている。
HTTP/1.1 200 OK
[other headers]
{
"resourceType": "Bundle",
"id": "26419249-18b3-45de-b10e-dca0b2e72b",
"meta": {
"lastUpdated": "2017-02-18T03:28:49Z"
},
"type": "searchset",
"total": 27,
// the patient temperature was being taken several times a day
"entry": [{
"fullUrl": "http://server/path/Observation/20170219-06temp",
"resource": {
"resourceType": "Observation",
"id": "20170219temp",
.. snip ...
,{
"fullUrl": "http://server/path/Observation/20170219-05temp",
"resource": {
"resourceType": "Observation",
"id": "20170218temp",
.. snip ...
}
.. snip ...
]
}