電子カルテ情報共有サービス2文書5情報+患者サマリー FHIR実装ガイド JP-CLINS(CLinical Information Sharing ImplementationGuide) v1.5.5
1.5.5 - release
Japan
項目 | 内容 |
定義URL | http://jpfhir.jp/fhir/clins/ImplementationGuide/clinical-information-sharing |
Version | 1.5.5 |
Name | JP_CLINS_FHIR_IG |
Title | 電子カルテ情報共有サービス2文書5情報+患者サマリー FHIR実装ガイド JP-CLINS(CLinical Information Sharing ImplementationGuide) v1.5.5 |
Status | Active ( 2024-11-18 ) |
Copyright | (一社)日本医療情報学会. CC BY-ND 4.0 (クリエイティブ・コモンズ 表示-改変禁止 4.0 国際 パブリック・ライセンス) |
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本実装ガイドでは、「電子カルテ情報共有サービス」を略してCLINSと記載する。CLINSへのデータ送信のこともCLINSと記載することがある。
本実装ガイドのバージョンと、対応する内容の2文書のPDF版仕様書のバージョン番号とは必ずしも一致しない。
厚生労働省が定めるいわゆる「3文書6情報」のうち健診結果報告書を除く、2文書5情報のFHIRデータ記述方法とそのプロファイル(計算機で処理するための定義ファイル)を記載した実装ガイドである。また、5情報をCLINSに送信する際のBundleリソースの仕様や、送信した情報を同定するための識別子に関する仕様もこのIGで定めている。 また、以下の2文書(診療情報提供書、退院時サマリー)のFHIR実装ガイドも含まれる。
本実装ガイド(IG)は、HL7 FHIR R4.0.1に従い、JP-Core V1.1.xからの派生プロファイルの実装ガイドとして作成されている。従って、本IGに記述されていないことについては、JP-Core V1.1.xを参照していただきたい。
Push形態:
臨床情報を格納しているサーバが、あらかじめ決められた期間や条件を満たす臨床情報について、あらかじめ決められたタイミンで、定められたデータ種別のデータを、別のシステムに送信する(Push方式)形態。2文書5情報を医療機関からCLINSに送信するのはこの形態である。
この形態において、サーバが送信時に作成するリソース・インスタンスが従うべきプロファイルが本IGで説明される。
この形態では、あるひとつのリソースタイプ(たとえばObservationリソースタイプ)のデータ(リソース・インスタンス)を複数まとめて送信するために、これらをひとつのBundleリソースタイプのデータにして送信する。それに関する仕様も本実装ガイドで定める。
なお、送信時のプロトコルや制御情報(一括登録か削除かなど)、暗号化、送信先相手先の指定方法等については、厚生労働省のホーページ「電子カルテ情報共有サービス」サイトの「電子カルテ情報共有サービスの導入に関するシステムベンダ向け技術解説書」に従う。
Pull形態:
FHIRに準拠した臨床情報を必要とするクライアントシステムが、FHIR REST APIに従って、あるひとつのFHIRリソースタイプのリソース・インスタンスを臨床データを保有するサーバに要求し、サーバからのレスポンスとしてFHIR規格に従ったデータを受け取る形態。
この形態において、クライアントが受け取るリソースが従うべきプロファイルが本IGで説明される。
この形態では、FHIR REST APIでの仕様にもとづき、複数のリソース・インスタンスを格納したひとつのBundleリソースタイプのデータとして返される。
なお、この形態は、CLINSでは当面運用されない。
本実装ガイドは、以下の研究班の方々の貢献と支援により策定されています。