電子カルテ情報共有サービス2文書5情報+患者サマリー FHIR実装ガイド JP-CLINS(CLinical Information Sharing ImplementationGuide) v1.5.0
1.5.0 - release
Japan
項目 | 内容 |
定義URL | http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Observation_LabResult_eCS |
Version | 1 |
Name | JP_Observation_LabResult_eCS |
Title | eCS/CLINS:JP_Observation_LabResult_eCS |
Status | Active ( 2024-09-14 ) |
Copyright | (一社)日本医療情報学会. CC BY-ND 4.0 |
eCS/CLINS 診療情報・サマリー汎用 Observationリソース(検体検査結果/感染症検体検査結果)プロファイル
このプロファイルは、5情報をはじめ、診療情報提供書や退院時サマリーなどの2文書や、診療5情報・サマリー用に「検体検査結果(感染症情報を含む)」を記述するためのものである。 電子カルテ情報共有サービスに送信する場合、および同サービスに送信される2文書に含まれる場合、このプロファイルを使用することができる。
以下のような検体検査結果の情報。
- 必須要素、条件により必須要素、推奨要素は、自動的にMustSupport要素である。それ以外に以下の要素がMustSupport要素である。
多重度は、親要素が出現した場合の多重度。たとえばある子要素の多重度が1..1であっても親要素が出現しない場合にはその子要素は出現しない。逆に親要素が出現する場合には、この子要素は出現しなければならない。 | ||||||||
要素Lv1 | 要素Lv2 | 要素Lv3 | 要素Lv4 | 多重度 | 型 | 説明 | 固定値
/ 例 示 |
値 |
resourceType | 1..1 | string | Observationリソースであることを示す。 | "Observation" | ||||
meta | 1..1 | Meta | ||||||
lastUpdated | 1..1 | instant | 最終更新日時。YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sss+zz:zz
(例. 2015-02-07T13:28:17.239+09:00) この要素は、このリソースのデータを取り込んで蓄積していたシステムが、このリソースになんらかの変更があった可能性があった日時を取得し、このデータを再取り込みする必要性の判断をするために使われる。本要素に前回取り込んだ時点より後の日時が設定されている場合には、なんらかの変更があった可能性がある(変更がない場合もある)ものとして判断される。したがって、内容になんらかの変更があった場合、またはこのリソースのデータが初めて作成された場合には、その時点以降の日時(たとえば、このリソースのデータを作成した日時)を設定しなければならない。内容の変更がない場合でも、このリソースのデータが作り直された場合や単に複写された場合にその日時を設定しなおしてもよい。ただし、内容に変更がないのであれば、日時を変更しなくてもよい。また、この要素の変更とmeta.versionIdの変更とは、必ずしも連動しないことがある。 |
例示 | "2015-02-07T13:28:17.239+09:00" | |||
meta | profile[+] | 1..* | canonical(StructureDefinition) | 本プロファイルを識別するURLとバージョンを指定する。 http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Observation_LabResult_eCS|1 を設定する(|1 は(U+007C)パイプ文字(縦棒文字)と数字の1でバージョン1を指定する)。 |
固定値 | "http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Observation_LabResult_eCS|1" |
||
meta | tag[*] | 0..* | Coding | 本リソースのタグ情報 | ||||
meta | tag[+] | system | 1..1 | uri | 電子カルテ情報共有サービスで長期保存フラグの設定する場合に使用 | 固定値 | "http://jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/JP_ehrshrs_indication" | |
meta | tag[=] | code | 1..1 | code | 長期保存フラグ | 固定値 | "LTS" | |
contained[+] | 0..1* | Resource(JP_Encounter ) | 入院外来区分情報。encounter要素から参照されるJP_Encounterリソースの実体。JP_Encounterリソースにおける必要最小限の要素だけが含まれればよい。ここで埋め込まれるJP_Encounterリソースでは、Encounter.classにこの情報を記録したときの受診情報(入外区分)を記述して使用する。電子カルテ情報サービスでは必須。 | |||||
contained[+] | 0..1* | Resource(JP_Specimen ) | specimen要素(検体材料情報bの要素)から参照される場合には、そのJP_Specimenリソースの実体。JP_Specimenリソースにおける必要最小限の要素(type要素にJLAC10検体材料コード情報を設定するなど)だけが含まれればよい。 | |||||
contained[+] | 0..1* | Resource(JP_Practitioner ) | performer要素から参照されるJP_Practitionerリソースの実体。JP_Practitionerリソースにおける必要最小限の要素だけが含まれればよい。検査オーダ医師のIDや氏名の情報などをこのリソースに記述する。電子カルテ情報サービスでは必須。 | |||||
contained[+] | 0..1* | Resource(JP_ServiceRequest ) | basedOn要素から元のオーダ情報をServiceRequestとして記述してそれを参照する場合には、そのJP_ServiceRequestリソースの実体。JP_ServiceRequestリソースにおける必要最小限の要素、およびこの検査をオーダした医師の識別情報だけが含まれればよい。 | |||||
extension[*] | 0..* | 電子カルテ情報サービスでは、作成発行した医療機関番号や診療科情報を記述する拡張。 | ||||||
extension[+] | 0..1 | Extension | 本情報を作成発行した医療機関の識別番号を記述するために使用する拡張「eCS_InstitutionNumber」。 本情報は、ServiceRequestの要素として記述することも可能であるが、その場合もこの拡張で記述することとする。 電子カルテ情報サービスでは、この拡張による記述は必須。 |
|||||
extension[=] | url | 1..1 | uri | 医療機関識別番号情報を記述するために使用する拡張を識別するURL。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/clins/Extension/StructureDefinition/JP_eCS_InstitutionNumber | ||
extension[=] | valueIdentifier | 1..1 | Identifier | 医療機関識別情報。 | ||||
extension[=] | valueIdentifier | system | 1..1 | uri | 医療機関10桁番号を示すURL。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/core/IdSystem/insurance-medical-institution-no | |
extension[=] | valueIdentifier | value | 1..1 | string | 医療機関10桁番号。 | 例示 | "1318814790" | |
extension[+] | 0..1 | Extension | 本情報を作成発行した診療科または作成発行者の診療科情報を記述するために使用する拡張「eCS_Department」。電子カルテ情報サービスでは、この拡張による記述は必須。 | |||||
extension[=] | url | 1..1 | uri | 診療科情報を記述するために使用する拡張を識別するURL。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/clins/Extension/StructureDefinition/JP_eCS_Department | ||
extension[=] | valueCodeableConcept | 1..1 | CodeableConcept | 診療科情報。 | ||||
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | 0..1* | Coding | 診療科のコード化記述。 | |||
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | system | 0..1 | uri | JAMI 診療科コード表のURI。 | 固定 | "http://jami.jp/SS-MIX2/CodeSystem/ClinicalDepartment" |
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | code | 0..1 | string | JAMI 診療科コード。2桁コード。 | 例示 | "08" |
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | display | 0..1 | string | JAMI 診療科コードでのコードに対応する表示名。 | "循環器科" | |
extension[=] | valueCodeableConcept | text | 1..1 | string | コード化の有無に関わらず、当該医療機関の情報システムのマスターで定められた診療科名称の文字列(文字数の長さにより複数ある場合には、最も短い文字列)。電子カルテ情報サービスでは、この拡張による記述は必須。 | 例示 | "循内" | |
identifier[*] | 1..* | Identifier | このリソース情報の一意識別ID。 | |||||
identifier[+] | 1..1 | Identifier | リソース一意識別ID。 | |||||
identifier[=] | system | 1..1 | uri | 「リソース一意識別ID」のsystem値を固定で設定する。 | 固定値 | http://jpfhir.jp/fhir/core/IdSystem/resourceInstance-identifier | ||
identifier[=] | value | 1..1 | string | 「リソース一意識別ID」の文字列。URI形式を使う場合には、urn:ietf:rfc:3986に準拠すること。 | 例示 | "http://sample.jp/fhir/1311234567/ehr2020/observationLabo/0008363939-2021082603948-0006001" | ||
basedOn | 0..1 | Reference(JP_ServiceRequest) | 元の検査オーダ情報。オーダ番号等の一意識別子を含む検査オーダ番号等の一意識別子を含むServiceRequestリソース(Containedリソース)への参照。 | 実装ガイド本文の「リソースへの参照方法 (1)containedリソースをインラインリソースIDにより参照する記述方法」を参照のこと。 | ||||
status | 1..1 | code | 検査・観察のステータス。使用するコード表:"http://hl7.org/fhir/observation-status" registered : 結果未着 preliminary : 暫定結果報告 final : 最終結果報告 amended : 訂正報告 cancelled : 検査中止 entered-in-error : エラー入力 unknown : ステータス不明 |
例示 | "final" | |||
category[*] | 1..1* | CodeableConcept | 検査結果カテゴリー | |||||
category[+] | coding[+] | 1..1* | Coding | 検査結果カテゴリーのコーディング情報 | ||||
category[=] | coding[=] | system | 1..1 | uri | 検査結果カテゴリーのコードシステム値で、固定値。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/JP_SimpleObservationCategory_CS | |
category[=] | coding[=] | code | 1..1 | string | 検査結果カテゴリーを表すコードで固定値。 | 固定 | "laboratory" | |
category[=] | coding[=] | display | 0..1 | string | 検査結果カテゴリーを表す表示名で固定値。 | 固定 | "Laboratory" | |
code | 1..1 | CodeableConcept | 検査・観察の項目コード。 |
|||||
code | coding[*] | 1..* | 「医療機関から送信するFHIR仕様について」の「検体検査結果情報における検査項目のコーディング規則」を適用すること。電子カルテ情報共有サービス用でない場合も、特に他に明示的な理由がない限り、この規則を適用 |