電子カルテ情報共有サービス2文書5情報+患者サマリー FHIR実装ガイド JP-CLINS(CLinical Information Sharing ImplementationGuide) v1.7.0
1.7.0 - release
Japan
実装ガイドとは、HL7FHIR(以下、単に「FHIR」という)に準拠して記述するための仕様と、注意点や使用するコードなど、システムを実装するために必要な技術的情報をまとめたもので、FHIRリソースの構造的な情報や、仕様の元となっているFHIR R4.0.1(https://hl7.org/fhir/R4/)、JP-Core(https://jpfhir.jp/fhir/core/)からの異なっている点などを、人が理解するとともに、計算機が記述されたデータの仕様適合性を検証(バリデーション)する目的などで利用される。
このページでは、「別紙様式11」とは、厚生労働省の診療情報提供書様式 を指している。
プロファイル名 | リソース種別 |
---|---|
JP_Bundle_eReferral |
診療情報提供書 Bundle |
JP_Composition_eReferral |
診療情報提供書情報 Composition |
Bundleリソースでの使用箇所 | プロファイル名 | リソース種別 |
---|---|---|
患者情報エントリ | JP_Patient_eCS |
Patientリソース(患者情報) |
文書作成責任者、紹介元医師、紹介先医師を記述するエントリー | JP_Practitioner_eCS |
Practitionerリソース(医療者情報) |
文書作成機関、文書管理責任機関、紹介先医療機関、紹介先診療科、紹介元医療機関、紹介元診療科、入院前や退院先の所在施設などを記述するエントリー | JP_Organization_eCS |
Organization(医療機関等の組織・機関情報) |
傷病名・主訴セクションから参照されるエントリー (別紙様式11の「傷病名」の欄に対応) | JP_Condition_eCS |
Conditionリソース(傷病名情報) |
紹介目的セクションから参照されるエントリー (別紙様式11の「紹介目的」の欄に対応) | JP_Encounter_eCS |
Encounterリソース(受診時・入院時等のEncounter情報) |
既往歴セクションから参照されるエントリー (別紙様式11の「既往歴及び家族歴」の既往歴に対応) | JP_Condition_eCS |
Conditionリソース(傷病名情報) |
家族歴セクションから参照されるエントリー (別紙様式11の「既往歴及び家族歴」の家族歴に対応) | JP_FamilyMemberHistory_eCS |
FamilyMemberHistoryリソース(家族歴情報) |
現病歴セクションから参照されるエントリー (別紙様式11の「症状経過及び検査結果」の症状経過に対応) | JP_Condition_eCS |
Conditionリソース(傷病名情報) |
アレルギー・不耐性反応情報エントリ | JP_AllergyIntolerance_eCS |
AllergyIntoleranceリソース(アレルギー情報/薬剤アレルギー等) |
身体所見、社会歴・生活習慣、検査結果を記述するエントリー(別紙様式11の「症状経過及び検査結果」の検査結果に一部対応) |
Observationリソース(検体検査結果/感染症検体検査結果) Observationリソース(身体所見、社会歴・生活習慣など) |
|
投薬指示セクションから参照されるエントリ(別紙様式11の「現在の処方」に対応) | JP_MedicationRequest_eCS |
MedicationRequestリソース(処方オーダの1処方薬情報) |
“臨床経過セクション"(別紙様式11の「治療経過」に対応) | JP_DocumentReference |
DocumentReferenceリソース(臨床経過ドキュメント参照情報) |
“添付文書情報、PDF情報エントリ | JP_DocumentReference |
DocumentReferenceリソース(添付文書情報・PDF情報参照情報) |
退院時サマリーの添付 | JP-Bundle-eDischargeSummary |
Bundleリソース(退院時サマリードキュメント) |
上の表のリソース以外にも必要であれば、「5情報と関連プロファイル」ページの「5情報の各リソースに埋め込まれるリソースのプロファイル」「2文書に含めることのできるその他のリソースのプロファイル」は適宜使用できる。
1)診療情報提供書のヘッダ部分の情報だけFHIRデータによるリソース記述とし、「傷病名、紹介目的、既往歴及び家族歴、症状経過及び検査結果、治療経過、現在の処方、備考」のテキストデータはFHIRデータによるリソース記述をせず、Compositionリソースの各対応セクションにテキストデータで記述した作成例。ただし、既往歴及び家族歴や症状経過及び検査結果は、既往歴、現病歴に振り分けたテキストとなっている。
2) 上記以外については、メインメニューからFHIRデータ作例集の診療情報提供書を参照のこと。