電子カルテ情報共有サービス2文書5情報+患者サマリー FHIR実装ガイド JP-CLINS(CLinical Information Sharing ImplementationGuide) v1.3.0-rc3 (リリース候補v3)
1.3.0-rc3 - release
Japan
掲載にあたっては、内容の変更に関わらない修正(リンク切れの修正、表示体裁、表現修正、レイアウト変更、小さな説明追加、
少数の事例追加など)の履歴は含まない。また、より正確なValidationを可能とするためのProfile記述方法の変更履歴も含まない。
トップページの日付が更新されているのにバージョン番号の変更がない場合には、上記のような内容の変更に関わらない修正があったことを示す。
2文書のIGと5情報のIGを統合し、Ver. 1.2.0 から開始する。
- Patientリソース、RelatedPersonリソース のname.useは”official”だけではなく、”usual”も使用可能とした。 - Patientリソース、RelatedPersonリソースのname.text の姓と名は全角空白ではなく半角空白1文字で連結する。
- Bundle.entry のEncounter の多重度を1..1から0..* に変更。
1.4の各記載を参照 #### 説明の改善、記載漏れ箇所の追記(主な箇所)
- p6 PDFセクション、CDA参照セクションの取扱い
- p9 文書管理情報(ヘッダ部)受診情報を追記
- 診療情報提供書本体(ボディー部)のセクションの必須/任意を修正、Cardinalityを修正
- 4.3 Compositionリソースを構成するセクションにPDFセクションが漏れていたのを追加し、最大セクション総数を4から7に修正
- p12の表およびp14記載にも追加。
- 4.4 要素の任意/必須の記載を明記、セクションコードを本文中にも記載
- 4.4.6.2 CDAセクションの使い方の記載を補足
- 4.4.6.3 構造化セクションの子セクション要素に格納すべき情報がない場合のComposition.section.emptyReason要素設定をunavailableからnilknownに修正. 情報を取得していない場合は、notasked を設定することを追記
- 4.4.6.4 厚生労働省の様式(別紙様式11)に即した診療情報提供書との対応表を新たに追加
- 4.13 不要な入院時服薬情報セクションの説明が挿入されていたのを削除
- 4.26 備考・連絡情報セクションの説明が脱落していたのを追加
- p5表 臨床経過情報エントリーのリソースタイプ
- ClinicalImpression → DocumentReference
- http://jpfhir.jp/fhir/core/IdSystem/resourceInstance-identifier へ変更
- 表1 AllergyIntolerance
- 表4 CarePlan
- 表5-1と5-2 Composition
- 表6 Condition
- 表7 Consent
- 表8 DeviceUseStatement
- 表9 Device
- 表10 DiagnosticReport
- 表12 Encounter
- 表13 FamilyMemberHistory
- 表14 ImagingStudy
- 表15 Immunization
- 表17 MedicationStatement
- 表18 Observation
- 表19 Organization
- 表25 ResearchStudy
- 表26 ResearchSubject
の各 identifier (JP-Core V1.1 対応)
- 表1 AllergyIntolerance.code(JP-Core V1.1 対応)
- http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/JP_JfagyFoodAllergen_CS
- code要素に使用できるコード表を追記
- AllergyIntolerance.reaction.substance.code同上
- 表3 Binaryエントリーの説明にPDFセクションを追加
- 表4 CarePlan.category
- http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/care-plan-category
- 表5-1
- Composition.extension.valueString 文書バージョンの例として"1.0" から "1"に修正
- Composition.type.coding.code退院時サマリーのコードに修正
- 入院中経過セクションのリソースをClinicalImpressionからDocumentReferenceに修正
- Composition.author 診療科も記述できるよう行を追加
- Composition.event 要素に入院期間を設定することを必須で追加
- sectionをひとつ追加し、退院時診断セクションを追加
- 添付情報セクションとPDFセクションの英語セクション名の最初の1文字をを小文字に変更
- 表5-2
- Composition.extension.valueString 文書バージョンの例として"1.0" から "1"に修正
- Composition.type.coding.code 診療情報提供書のコードに修正
- Composition.author 診療科も記述できるよう行を追加
- 臨床経過セクションのリソースをClinicalImpressionからDocumentReferenceに修正
- アレルギー、家族歴、身体所見、感染症の各セクションのcardinality を1..*から0..*に修正(必須から任意に修正)
- 備考・連絡情報セクションの記載がもれていたので追加
- 添付情報セクションとPDFセクションの英語セクション名の最初の1文字をを小文字に変更
- 表10 DiagnosticReport.meta.profile
- http://jpfhir.jp/fhir/core/StructureDefinition/JP_DiagnosticReport_Commonに変更(JP-Core v1.1対応)
- 表11 DocumentReference.meta.profile
- http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_DocumentReference_eCS に修正
- classHistory.period cardinlityを1..1から0..1に変更
- 表14 ImagingStudy.meta.profile
- http://jpfhir.jp/fhir/core/StructureDefinition/JP_ImagingStudy_Radiology に変更(JP-Core v1.1対応)
- 表16 MedicationRequest.meta.profile
- http://jpfhir.jp/fhir/ePrescription/StructureDefinition/JP_MedicationRequest_ePrescriptionData に修正
- 表16 MedicationRequest.dispenseRequest.quantity.system urn:oid:1.2.392.100495.20.2.101 に修正
- MedicationRequest.dosageInstruction.extension.url
http://jpfhir.jp/fhir/core/Extension/StructureDefinition/JP_MedicationDosage_PeriodOfUse に変更(JP-Core v1.1対応)
- 表16-1 MedicationRequest.dosageInstruction.timing.code.coding.system
urn:oid:1.2.392.200250.2.2.20 に修正
- 表17-1 MedicationStatement.dosage.timing.code.coding.system urn:oid:1.2.392.200250.2.2.20に修正
- 表18 Observation.meta.profile http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Observation_Common_eCS (JP-Core v1.1対応し、適切な値を使うことを記載)
- 表19 Organization 医療機関情報
- Organization.meta.profile http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Organization_eCS
に変更(発行元と先でprofileを同じにした)
- Organization.extension.valueCoding および同.code修正
- Organization.type cardinality を0..1 に修正
- Organization.telecom.system cardinality を0..1 に修正
- Organization.country cardinality を0..1 に修正
- 表20 Organization 診療科情報
- Organization.meta.profile
- http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Organization_eCS_department に変更(発行元と先でprofileを同じにした)
- Organization.partOf cardinalityを0..1に変更
- 表21 Patient 患者情報
- Patient.telecom.system cardinality を0..1 に修正
- Patient.telecom.use cardinality を0..1 に修正
- Patient.address.postalCode cardinality を0..1 に修正
- 表22 Practitioner 文書作成責任者情報/文書法的責任者情報
- meta.profile http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Practitioner_eCS に変更(発行元と先でprofileを同じにした)
- 表23 Procedure 入院中治療処置情報
- Procedure.category カテゴリーのsystem値http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/JP_ProcedureCategory_CS に変更し、説明を変更(JP-Core v1.1対応)
- Procedure.code system=http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/JP_ProcedureCodesMedical_CSに変更し、説明を変更
- Procedure.bodySite STEM7のsystem値を変 (JP-Core v1.1に対応)
- Procedure.outcome カテゴリーのsystem値 http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/JP_ProcedureOutcome_CS に変更し、説明を変更(JP-Core v1.1対応)
各リソースのidentifier要素の仕様を変更し、リソースの一意識別IDであることを明記し、その仕様の記載を各リソースの表ではなくIG本文に記載し、共通の参照仕様とした
電子カルテ情報共有サービスでのみ必須となる要素は、IG記載において、必須要素の欄ではなく、条件付き必須要素の欄に移動した。
患者リソースをContainedリソースとして格納することを仕様から外し、BundleリソースのPatientリソースを外部参照(identifierをロジカル参照)することを明記した。
別のリソースをReferenceで参照する要素の説明を、リソースの表ではなくIG本文に記載し、共通の参照仕様とした。
5情報送信仕様の本文:
誤)Bundleリソースの meta.tag.system要素に”http://jpfhir.jp/fhir/clins/BundleResourceType”を, meta.tag.code要素に①から④に対応して、それぞれ以下のいずれかの値を設定する。
正)Bundleリソースの meta.tag.system要素に”http://jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/BundleResourceType_CS”を, meta.tag.code要素に①から④に対応して、それぞれ以下のいずれかの値を設定する。
5情報送信仕様の本文 2.1.7.2 被保険者個人識別子の格納方法 の例示:
誤){http://jpfhir.jp/fhir/clins/Idsystem/JP_Insurance_memberID
“system”: “http://jpfhir.jp/fhir/clins/Idsystem/JP_Insurance_member”,
正){
“system”: “http://jpfhir.jp/fhir/clins/Idsystem/JP_Insurance_memberID”,
JP_AllergyIntolerance_eCS
電子カルテ情報共有サービスでは、薬剤アレルギー等の場合にcodeとして医薬品一般名コードまたはYJコードを使うこととしているので、それが可能なようにProfileを変更した。
JP_AllergyIntolerance_CLINS_eCS
電子カルテ情報共有サービスでは、薬剤アレルギー等の場合にcodeとして医薬品一般名コードまたはYJコードを使うことが必須であるため、それをValidatoreがチェックできるようにProfileを変更(Invariantsを記載)した。
病名 Conditionリソースのmeta.tagに未提供フラグ UNDELIVEREDを追加
病名交換用コード、病名管理番号のsystem値のURLをOID系のURLに変更。
JP_MedicationRequest_eCSの表で以下の2箇所のURLを修正(ePrescription→core):
dispenseRequest.extension.url 頓用回数を表現する拡張を識別するURL。
http://jpfhir.jp/fhir/core/StructureDefinition/ExpectedRepeatCount
route.coding.system 投与経路コード表のsystem
http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/route-codes
患者リソースに保険個人識別子を記述する際のidentifier.system値を次のように修正する。(eCS → clins、Idsysmem → Idsystem 誤記修正)
http://jpfhir.jp/fhir/eCS/Idsysmem/JP_Insurance_memberID
↓
http://jpfhir.jp/fhir/clins/Idsystem/JP_Insurance_memberID
2.1.1.1 Bundleリソース(collectionタイプ)の使用
Bundleの概要図による説明を追加。
2.1.2.2 電子カルテ情報共有サービスでの削除と更新処理
最終行の表現を修正()
JP_MedicationRequest_eCS
【仕様変更】
MedicationRequest.medicationCodeableConcept.coding で、施設固有コードを記述する場合のsystem値のuriを、”http://jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/DrugCode/医療機関10桁コード” から、”http://jpfhir.jp/fhir/eCS/CodeSystem/DrugCode/医療機関10桁コード” に修正(変更)。
BundleリソースのProfileとその詳細説明、表を説明のため追加。
Bundleリソースのサンプルを新規追加。
Validationガイドのページを新規に追加し、Validation方法について説明。
CodeSystem、 ValueSetの定義URL、および 解説文
CodeSystem、 ValueSetの定義URLのうち、http://jpfhir.jp/fhir/clins 、 http://jpfhir.jp/fhir/eCS で始まりURL中のすべてのハイフン(-)をアンダーバー文字(_)に変更、統一した。これまで両者が混在しており誤記につ ながりやすいため、JP-Coreに従いアンダーバーに統一することとした。なお、この統一はCodeSystem、 ValueSetに限 られる。
感染症検査項目リストを識別するURL
感染症検査項目リストの検査項目を示すURLを修正(clinsを挿入)。 ”http://jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/JP_CLINS_ObsLabResult_InfectionLabo_CS”
5情報仕様の解説文
関連リソースの記述に、患者情報の説明リンクを追加。
処方依頼情報は、5情報として送信することはないことの説明を追加。
プロファイル JP_Observation_LabResult_eCS
これに伴い、specimen要素の記述方法を埋め込みリソースへの参照以外に、specimen.display要素で検体材料名をそのま
ま記述することを認めることとした。またこの場合、specimen.type要素でリソースタイプSpecimenを明示する例を表に記載した。
検体検査結果のObservationリソースインスタンスのサンプル
基本項目としてAlb(アルブミン)、K(カリウム)、一般項目としてeGFR(推算DGR)の記述例をObservationリソースインスタン
スとして追加。Alb(アルブミン)は検体材料情報をSpecimen埋め込みリソースで記述し、K(カリウム)、eGFR(推算DGR)は、検体材料情報をspecimen.display要素で直接記述する例とした。
5情報送信仕様の本文 2.1.4.2 「FHIR検査項目情報」の設定パターン
プロファイル JP_Observation_LabResult_eCS
臨床検査項目基本コードセットの表を差し替え、それに合わせてprofileを修正
ValueSet
臨床検査項目エクセル
ページ:「電子カルテ情報共有サービスに医療機関から送信するFHIR仕様について」
内容:「Bundleリソースの送信タイミング」の説明を追加。