HL7 FHIR JP Core ImplementationGuide
1.1.2-url - ci-build
Japan
HL7 FHIR JP Core ImplementationGuide - Local Development build (v1.1.2-url) built by the FHIR (HL7® FHIR® Standard) Build Tools. See the Directory of published versions
項目 | 内容 |
定義URL | http://jpfhir.jp/fhir/core/StructureDefinition/JP_DiagnosticReport_Endoscopy |
Version | 1.1.2-url |
Name | JP_DiagnosticReport_Endoscopy |
Title | JP Core DiagnosticReport Endoscopy Profile |
Status | Active ( 2023-06-26 ) |
Copyright | Copyright FHIR Japanese implementation research working group in Japan Association of Medical Informatics (JAMI) 一般社団法人日本医療情報学会NeXEHRS課題研究会FHIR日本実装検討WG |
このプロファイルはDiagnosticReportリソースに対して、内視鏡を使用して実施された検査、治療に関わるデータを送受信するための制約と拡張を定めたものである。
このV1.1.2-url 版は、CodeSystemのシステムURIをOID形式からhttp:で始まるURL形式に変更したバージョンです。
例)OID形式:urn:oid:1.2.392.10495.x.y.z
→ http:で始まるURL形式: http://jpfhir/fhire/core/CodeSystem/…..
電子カルテ情報共有サービスの実装ガイドではこのJP-Core v1.1.2-url版を参照しています。
通常版はこちらを参照ください。
本プロファイルは、DiagnosticReportリソースを使用して、内視鏡による診断/治療の根拠となる内容や、検査/手技中に撮影された画像や動画などのデータを共通の「報告書(レポート)」として記録、検索、取得するために、最低限遵守すべき制約を取り纏めたものである。
本プロファイルは、以下のようなユースケースを想定している。
DiagnosticReportリソースを使用して表現した内視鏡検査レポートには、診断内容に加え、いくつかの所見、検査/手技中に撮影された画像、テキストおよびコード化された解釈、テンプレート化された報告書などが含まれる。
典型的な利用方法としては、PDFやxml形式で作成された報告書をDiagnosticReport.presentedForm要素に格納するとともに、DiagnosticReport.conclusion要素に診断要約を記載する。検査中に撮影された画像や動画は、DICOM形式であればimagingStudyを参照、DICOM以外の形式であればDiagnosticReport.media要素にMediaリソースへのリンクとして保持する。
なお、報告書の見読性、検索の汎用性を確保するために、所見を中心とした報告書の主要な内容についてはDomainResourceであるDiagnosticReport.text要素にテキスト形式で格納することが望ましい。
Usage:
Description of Profiles, Differentials, Snapshots and how the different presentations work.
Other representations of profile: CSV, Excel, Schematron
次のデータ項目は必須(SHALL)である。
次の要素に関する情報が送信システムに存在する場合、その要素がサポートされなければならないことを意味する(Must Support)。
本プロファイルで追加定義された拡張はない。
依頼情報や患者基本情報などを含むレポート全体のデータは、presentedForm要素に、base64で符号化されたバイナリデータとして格納される。 そのため、主にレポートの見読性と検索性の向上を目的に、DiagnosticReportのDomainResourceの1つであるtext要素に、所見を中心としたhuman-readableなnarrativeデータを格納することを推奨する。 (レポートの詳細はpresentedForm要素に格納されるレポート本体での確認を前提とする)
JP Core Diagnostic Report Category ValueSetの中から"Endoscopy"を表すLOINC Part CodeであるLP7796-8
を指定する。
JP Core Document Codes Endoscopy ValueSet の中から適切な内視鏡分野の報告書のコードを指定する。より粒度の細かい報告書のコードを選ぶこと。
18751-8
該当する適切な報告書コードが登録されていない場合は、"内視鏡検査報告書"を表す19805-1
を指定する。
消化器内視鏡においては、日本消化器内視鏡学会が推進するJED (Japan Endoscopy Database) Projectで定義されているJED用語のコード値を設定することを強く推奨する。JP Core Conclusion Code JED ValueSetとして参照する。
このプロファイルのリソースでは、effective[x]エレメントにはレポート作成時間をdateTimeで格納する。
レポートに添付されるキー画像が、DICOMフォーマットの場合はJP Core ImagingStudy Endoscopy Profileリソースから参照し、非DICOMフォーマットの場合media要素のlinkから参照する。
本プロファイルで再定義された検索パラメータの一覧である。DiagnosticReport共通の検索パラメータが利用されるが、重複するものについては以下の定義に従うこと。
コンフォーマンス | パラメータ | 型 | 説明 | 表現型 | 例 |
---|---|---|---|---|---|
MAY | based-on | reference | オーダ情報への参照 | DiagnosticReport.basedOn (ServiceRequest) | GET [base]/DiagnosticReport?based-on=ServiceRequest/12345 |
SHOULD | category | token | レポート種別 | DiagnosticReport.category (JP Core DiagnosticReport Category ValueSet) (デフォルト:LP7796-8) | GET [base]/DiagnosticReport?category=LP7796-8 |
SHOULD | code | token | レポート全体を示すコード | DiagnosticReport.code (JP Core DocumentCodes Endoscopy ValueSet) | GET [base]/DiagnosticReport?code=18751-8 |
MAY | conclusionCode | token | 内視鏡診断レポートの要約結論 | DiagnosticReport.conclusionCode (JP Core Conclusion Code JED ValueSet) | GET [base]/DiagnosticReport?conclusionCode=Z2B32104 |
なお、検索パラメータは複合的に利用できる。詳細はSearch - Chained parametersを参照すること。
例:
GET [base]/DiagnosticReport?patient=123&category=LP7796-8
本プロファイルで必須(SHALL)として定義された検索項目はない。
本プロファイルで追加定義されたオプション検索パラメータはない。
本プロファイルそのものの定義には影響しないが、presentedFormに格納するレポートのコンテンツを作成するレポーティングシステムにおいて、標準化に関する参考資料となる。
また、消化器内視鏡検査レポートについては、日本消化器内視鏡学会が推進するJED (Japan Endoscopy Database) Projectに準拠していることが強く推奨(SHOULD)される。