電子カルテ情報共有サービス2文書5情報+患者サマリー FHIR実装ガイド JP-CLINS(CLinical Information Sharing ImplementationGuide) v1.6.0
1.6.0 - release
Japan
項目 | 内容 |
定義URL | http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Condition_eCS |
Version | 1.6.0 |
Name | JP_Condition_eCS |
Title | JP_Condition_eCS |
Status | Active ( 2024-10-27 ) |
Copyright | (一社)日本医療情報学会. CC BY-ND 4.0 |
Conditionリソース(傷病名情報)プロファイル
このプロファイルは、5情報をはじめ、診療情報提供書や退院時サマリーなどの2文書や、診療5情報・サマリー用に「傷病名情報」を記述するためのものである。 電子カルテ情報共有サービスに送信する場合、および同サービスに送信される2文書に含まれる場合、このプロファイルを使用することができる。
電子カルテシステムで登録された病名、診断書、診療情報提供書、退院時サマリーなどの診療要約記録などに記述される診断病名、検査等のための疑い病名として記録される傷病名情報、診療録中に医師により記録されるプロブレムリストのひとつひとつなどを対象とする。
ある治療や処置後の臨床情報や患者の健康状態なども対象になる。
category : 臨床的状態に割り当てられたカテゴリー。problem-list-item (プロブレムリスト) | encounter-diagnosis (診察時点での診断名)のいずれかを設定する。電子カルテ情報共有サービスでは'encounter-diagnosis'を設定すること(display name は"Encounter Diagnosis")。 |
多重度は、親要素が出現した場合の多重度。たとえばある子要素の多重度が1..1であっても親要素が出現しない場合にはその子要素は出現しない。逆に親要素が出現する場合には、この子要素は出現しなければならない。 | |||||||||
要素Lv1 | 要素Lv2 | 要素Lv3 | 要素Lv4 | 多重度 | 型 | 説明 | 固定値 / 例 示 |
固定値 または例示 | |
resourceType | 1..1 | string | Conditionリソースであることを示す。 | 固定値 | "Condition" | ||||
meta | 1..* | Meta | |||||||
meta | lastUpdated | 1..1 | instant | 最終更新日時。YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sss+zz:zz この要素は、このリソースのデータを取り込んで蓄積していたシステムが、このリソースになんらかの変更があった可能性があった日時を取得し、このデータを再取り込みする必要性の判断をするために使われる。本要素に前回取り込んだ時点より後の日時が設定されている場合には、なんらかの変更があった可能性がある(変更がない場合もある)ものとして判断される。したがって、内容になんらかの変更があった場合、またはこのリソースのデータが初めて作成された場合には、その時点以降の日時(たとえば、このリソースのデータを作成した日時)を設定しなければならない。内容の変更がない場合でも、このリソースのデータが作り直された場合や単に複写された場合にその日時を設定しなおしてもよい。ただし、内容に変更がないのであれば、日時を変更しなくてもよい。また、この要素の変更とmeta.versionIdの変更とは、必ずしも連動しないことがある。 |
例示 | "2015-02-07T13:28:17.239+09:00" | |||
meta | profile[+] | 1..* | canonical(StructureDefinition) | 本プロファイルを識別するURLとバージョンを指定する。 http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Condition_eCS|x.y.z を設定する(|x.y.z は(U+007C)パイプ文字(縦棒文字)とバージョンx.y.zを指定する)。|x.y.z のバージョン表記は省略可能で、省略した場合には、受信側により受信時点での最新バージョンに準拠しているとみなされる。 |
固定値(x.y.zは置き換える) | "http://jpfhir.jp/fhir/eCS/StructureDefinition/JP_Condition_eCS|x.y.z" |
|||
meta | tag[*] | 0..* | Coding | 本リソースのタグ情報 | |||||
meta | tag[+] | system | 1..1 | uri | 電子カルテ情報共有サービスで長期保存フラグの設定する場合に使用 | 固定値 | "http:/jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/JP_ehrshrs_indication" | ||
meta | tag[=] | code | 1..1 | code | 長期保存フラグ | 固定値 | "LTS" | ||
meta | tag[+] | system | 1..1 | uri | 電子カルテ情報サービスで未告知フラグを設定する場合に使用 | 固定値 | "http:/jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/JP_ehrshrs_indication" | ||
meta | tag[=] | code | 1..1 | code | 未告知フラグ | 固定値 | "UNINFORMED" | ||
meta | tag[+] | system | 1..1 | uri | 電子カルテ情報サービスで未提供フラグを設定する場合に使用 | 固定値 | "http:/jpfhir.jp/fhir/clins/CodeSystem/JP_ehrshrs_indication" | ||
meta | tag[=] | code | 1..1 | code | 未提供フラグ | 固定値 | "UNDELIVERED" | ||
contained[*] | 0..* | ||||||||
contained[+] | ß | 0..1 | Resource(JP_Encounter) | 入院外来区分情報。encounter要素から参照されるJP_Encounterリソースの実体。JP_Encounterリソースにおける必要最小限の要素だけが含まれればよい。ここで埋め込まれるJP_Encounterリソースでは、Encounter.classにこの情報を記録したときの受診情報(入外区分)を記述して使用する。電子カルテ情報サービスでは必須。 | |||||
contained[+] | 0..1 | Resource(JP_Practitioner ) | 傷病名登録者情報。recorder要素から参照される場合には、そのJP_Practitionerリソースの実体。JP_Practitionerリソースにおける必要最小限の要素だけが含まれればよい。 | ||||||
extension[*] | 0..* | 電子カルテ情報サービスでは、作成発行した医療機関番号や診療科情報を記述する拡張。 | |||||||
extension[+] | 0..1 | Extension | |||||||
extension[=] | url | 1..1 | uri | 本情報を作成発行した診療科または作成発行者の診療科情報を記述するために使用する拡張「eCS_InstitutionNumber」。 電子カルテ情報サービスでは、この拡張による記述は必須。 |
固定 | http://jpfhir.jp/fhir/clins/Extension/StructureDefinition/JP_eCS_InstitutionNumber | |||
extension[=] | valueIdentifier | 1..1 | Identifier | 医療機関識別情報。 | |||||
extension[=] | valueIdentifier | system | 1..1 | uri | 医療機関10桁番号を示すURL。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/core/IdSystem/insurance-medical-institution-no | ||
extension[=] | valueIdentifier | value | 1..1 | string | 医療機関10桁番号。 | 例示 | "1318814790" | ||
extension[+] | 0..1 | Extension | 本情報を作成発行した診療科または作成発行者の診療科情報を記述するために使用する拡張「eCS_Department」。電子カルテ情報サービスでは、この拡張による記述は必須。 | ||||||
extension[=] | url | 1..1 | uri | 診療科情報を記述するために使用する拡張を識別するURL。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/clins/Extension/StructureDefinition/JP_eCS_Department | |||
extension[=] | valueCodeableConcept | 1..1 | CodeableConcept | 診療科情報。 | |||||
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | 0..1* | Coding | 診療科のコード化記述。 | ||||
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | system | 0..1 | uri | JAMI 診療科コード表のURI。 | 固定 | "http://jami.jp/SS-MIX2/CodeSystem/ClinicalDepartment" | |
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | code | 0..1 | string | JAMI 診療科コード。2桁コード。 | 例示 | "08" | |
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | display | 0..1 | string | JAMI 診療科コードでのコードに対応する表示名。 | 例示 | "循環器科" | |
extension[=] | valueCodeableConcept | text | 1..1 | string | コード化の有無に関わらず、当該医療機関の情報システムのマスターで定められた診療科名称の文字列(文字数の長さにより複数ある場合には、最も短い文字列)。電子カルテ情報サービスでは、この拡張による記述は必須。 | 例示 | "循内" | ||
extension[+] | 0..1 | Extension | 主傷病フラグのある傷病名であることを記述するための拡張「eCS_DiagnosisType」。 | ||||||
extension[=] | url | 1..1 | uri | 主傷病であることを記述するために使用する拡張を識別するURL。 | 固定 | http://jpfhir.jp/fhir/eCS/Extension/StructureDefinition/JP_eCS_DiagnosisType | |||
extension[=] | valueCodeableConcept | 1..1 | CodeableConcept | 診断タイプ情報。 | |||||
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | 0..1* | Coding | 診断タイプのコード化記述。 | ||||
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | system | 1..1 | uri | HL7 FHIR Claimリソースで用いられる診断タイプコードのURLを使用する。 | 固定 | "http://terminology.hl7.org/CodeSystem/ex-diagnosistype" | |
extension[=] | valueCodeableConcept | coding | code | 1..1 | string | 主傷病コードとして、principal を設定する。 | 固定 | "principal" | |
identifier[*] | 1..* | Identifier | このリソース情報の識別ID。 | ||||||
identifier[+] | 1..1 | Identifier | リソース一意識別ID。 | ||||||
identifier[=] | system | 1..1 | uri | 「リソース一意識別ID」のsystem値を固定で設定する。 | 固定値 | http://jpfhir.jp/fhir/core/IdSystem/resourceInstance-identifier | |||
identifier[=] | value | 1..1 | string | 「リソース一意識別ID」の文字列。URI形式を使う場合には、urn:ietf:rfc:3986に準拠すること。 | 例示 | "http://sample.jp/fhir/1311234567/ehr2020/condition/0008363939-20210826-002" | |||
clinicalStatus | 0..1 | CodeableConcept | 臨床的状態。病名最終日(abatementDateTime)での状態(転帰)。コードでの記述は必須。ただし、verificationStatus要素が'entered-in-error'であれば、本要素は存在してはならない。'entered-in-error'以外では、必須。 | ||||||
clinicalStatus | coding[*] | 1..* | Coding | 臨床的状態のステータスのコード化情報 | |||||
clinicalStatus | coding[+] | system | 1..1 | uri | コードで記述が必須で、少なくともひとつのsystem値は固定値。 | 固定値 | "http://terminology.hl7.org/CodeSystem/condition-clinical" | ||
clinicalStatus | coding[=] | code | 1..1 | code | コード表 http://terminology.hl7.org/CodeSystem/condition-clinical から active(存続), remission(軽快、寛解), inactive(治癒以外での病名の終了), resolved (治癒) 、unknown(不明)のいずれかを選ぶ。 | 例示 | "active" | ||
clinicalStatus | coding[=] | display | 1..1 | string | Active|Remission|Resolved|Unknownのいずれかの文字列。 | 例示 | ”Active" | ||
clinicalStatus | text | 0..1 | string | コードだけでは記述できない情報がある場合にコードと併用してもよい。値が使用されない可能性はある。 | |||||
verificationStatus | 1..1 | CodeableConcept | 入力された臨床的状態に対する検証状況を示す。確からしさと考えられる。コード化記述が必須。clinicalStatusとの制約条件を参照のこと。疑い病名フラグとしても使用される。 | ||||||
verificationStatus | coding[*] | 1..* | Coding | 臨床的状態に対する検証状況のコード化情報 | |||||
verificationStatus | coding[+] | system | 1..1 | uri | コードで記述が必須で、少なくともひとつのsystem値は固定値。 | 固定値 | http://terminology.hl7.org/CodeSystem/condition-ver-status | ||
verificationStatus | coding[=] | code | 1..1 | code | unconfirmed|confirmed|refuted|entered-in-error(未確認|確認済み|否定された|入力エラー)のいずれか(ValueSethttp://hl7.org/fhir/ValueSet/allergyintolerance-verificationより選択することが必須)。 疑い病名フラグがない病名には、confirmed を必ず設定する。 疑い病名フラグのある病名には、unconfirmed を必ず設定する。 |
例示 | "unconfirmed" | ||
verificationStatus | coding[=] | display | 1..1 | string | Unconfirmed|Confirmed|Refuted|EnteredinErrorのいずれかの文字列。 | 例示 | "Unconfirmed" | ||
verificationStatus | text | 0..1 | string | コードだけでは記述できない情報がある場合や、コード化できない場合には本要素だけで記述してもよい。コードと併用してもよい | |||||
category | 1..1 | CodeableConcept | 臨床的状態に割り当てられたカテゴリー。設定する場合には、problem-list-item (プロブレムリスト)| encounter-diagnosis (診察時点での診断名)のいずれかを設定する。 | 例示 | "encounter-diagnosis" | ||||
category | coding[*] | 1..* | Coding | カテゴリーのコード記述 | |||||
category | coding[+] | system | 1..1 | uri | category.coding.systemは、"http://terminology.hl7.org/CodeSystem/condition-category"を設定する。 | http://terminology.hl7.org/CodeSystem/condition-category | |||
category | coding[=] | code | 1..1 | code | 電子カルテ情報共有サービスでは、'encounter-diagnosis'をcategory.coding.codeに設定すること。 | 例示 | "encounter-diagnosis" | ||
category | coding[=] | display | 0..1 | string | コードencounter-diagnosisに対応するdisplay nameとしては、"Encounter Diagnosis"を設定する。(コードproblem-list-itemに対応するのは"Problem List Item") | "Encounter Diagnosis" | |||
severity | 0..1 | code | 潜在的な臨床的危険性、致命度。記述する場合は、コード表:"http://jpfhir.jp/fhir/core/CodeSystem/JP_ConditionSeverity_CS"からMI:軽度、MO:中度、SE:重度、UK:不明のいずれかを設定する。 |
例示 | "SE" | ||||
code | 1..1 | CodeableConcept | 傷病名のコードと名称。code.textには病名入力文字列を必ずそのまま設定する。 | ||||||
code | extension[*] | 0..* | 病名の前置修飾語または後置修飾語をあれば、それぞれ用の拡張を用いて記述する。 | ||||||
code | extension[+] | 0..* | Extension | 病名の前置修飾語があればその数だけ繰り返しで記述する。登録順序は原則として配列順とする。 | |||||
code | extension[=] | url | 1..1 | uri | 病名の前置修飾語を格納するための拡張(JP_Condition_DiseasePrefixModifier_eCS) | 固定値 | http://jpfhir.jp/fhir/core/Extension/StructureDefinition/JP_Condition_DiseasePrefixModifier | ||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | 1..1 | CodeableConcept | 前置修飾語のコード記述。コード化できない修飾語の場合にはtext要素だけで記述してもよい。 | ||||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | 0..1 | Coding | 前置修飾語のコード記述 | |||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | system | 1..1 | uri | 前置修飾語のコードsystem値。MEDIS標準病名マスタの「修飾語管理番号」を必ず使用する。これ以外に他のコードを併用しても構わない。(参考:MEDIS標準病名マスタの「修飾語交換用コード」:http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-modExCode 同「修飾語管理番号」: http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-modKeyNumber レセプト電算用修飾語コード: http://jpfhir.jp/fhir/core/mhlw/CodeSystem/masterZ-disease-modifier) |
例示 | http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-modKeyNumber |
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | version | 0..1 | string | コードマスターのバージョン文字列。設定することを推奨する。 | 例示 | "20240601" |
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | code | 1..1 | string | 前置修飾語のコード | ||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | display | 1..1 | string | 前置修飾語のコードに対応する文字列 | ||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | text | 0..1 | string | 前置修飾語はコードに対応する文字列では不十分な場合や、コード化できない場合に、フルテキストを記述することができる。 | |||
code | extension[+] | 0..* | Extension | 病名の後置修飾語があればその数だけ繰り返しで記述する。登録順序は原則として配列順とする。 | |||||
code | extension[=] | url | 1..1 | uri | 病名の後置修飾語を格納するための拡張(JP_Condition_DiseasePostfixModifier_eCS) | 固定値 | http://jpfhir.jp/fhir/core/Extension/StructureDefinition/JP_Condition_DiseasePostfixModifier | ||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | 1..1 | CodeableConcept | 後置修飾語のコード記述。コード化できない修飾語の場合にはtext要素だけで記述してもよい。 | ||||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | 0..1 | Coding | 後置修飾語のコード記述 | |||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | system | 1..1 | uri | 後置修飾語のコードsystem値 前置修飾語と同じ。 |
例示 | http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-modKeyNumber |
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | version | 0..1 | string | コードマスターのバージョン文字列。設定することを推奨する。 | 例示 | "20240601" |
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | code | 1..1 | string | 後置修飾語のコード | ||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | coding | display | 1..1 | string | 後置修飾語のコードに対応する文字列 | ||
code | extension[=] | valueCodeableConcept | text | 0..1 | string | 後置修飾語はコードに対応する文字列では不十分な場合やコード化できない場合に、フルテキストを記述することができる。 | |||
code | coding[*] | 1..* | Coding | 病名本体部分(extensionを使用して記述した前置修飾語、後置修飾語を除く部分)のコード記述。 | |||||
code | coding[+] | system | 1..1 | uri | MEDIS標準病名マスター「病名管理番号」(system値は"http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-keyNumber")を必ず使用する。なお、病名のコード化ができない場合には、病名管理番号と同じ桁数の全桁9の文字列を設定する。これに加えて、病名管理番号以外のコード記述を併用しても構わない。(参考:MEDIS 標準病名マスター「病名交換コード」:http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-exCode、ICD10分類コード:http://jpfhir.jp/fhir/core/mhlw/CodeSystem/ICD10-2013-full、レセプト電算処理用傷病名コード:http://jpfhir.jp/fhir/core/mhlw/CodeSystem/masterB-disease) | 例示 | http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-keyNumber | ||
code | coding[=] | version | 0..1 | string | 電子カルテ情報共有サービスに送信する場合には、コーディングに使用したコードシステムのバージョン文字列(電子カルテ情報共有サービス運用者から公開される)を設定することを原則とする。設定していない場合には、送信時の最新版を使用しているとみなされて検証される。 | 例示 | "20240601" | ||
code | coding[=] | code | 1..1 | code | 病名本体部分のコード。前置修飾語と後置修飾語については前出の拡張を用いて記述する。なお、新出現病態や特殊な疾患で適切な既存コードが存在しないなどのためにコード化ができない例外的な場合には、同一桁数でオール9のコードを使用する。 | 例示 | "20064049" | ||
code | coding[=] | display | 1..1 | string | コードに対応する表示名。オール9のコードの場合には"未コード化傷病名"という文字列を固定で設定する。 | 例示 | "十二指腸潰瘍" | ||
code | text | 1..1 | string | 傷病名の元の入力文字列。前置修飾語、後置修飾語も含めて電子カルテ上での表示(入力)文字列全体を設定する。 |
例示 | "十二指腸潰瘍・H1期" | |||
bodySite | 0..* | CodeableConcept | 該当する状態が現れている解剖学的な場所を示す。 system値はMEDIS標準病名マスター修飾語交換用コードを使用する場合の例示。"1244"は、MEDIS標準病名マスター修飾語交換用コードで"腹部"のコード。"腹部"はそのテキスト記述の例。 |
例示 | .coding[+].system =
.coding[=]."http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-modExCode" .coding[=].code = "1244" .coding[=].display ="腹部" .text"腹部" |
||||
subject | 1..1 | Reference(JP_Patient ) 電子カルテ情報サービスでは、Reference(JP_Patient_eCS) |
患者のFHIRリソースへの参照。 | 実装ガイド本文の「リソースへの参照方法(2) Bundleリソースの別のentryのリソースを参照する方法(fullUrlを用いるリテラル参照) 」に従う。 | |||||
encounter | 0..1 | Reference (JP_Encounter ) | この情報を記録したときの受診情報(入外区分など)を記述しているEncounterリソースへの参照。電子カルテ情報サービスでは必須。 | 実装ガイド本文の「リソースへの参照方法 (1)containedリソースをインラインリソースIDにより参照する記述方法」を参照のこと。 | |||||
(onset) | 0..1 | (dateTime、Age、Period、Range、string)のいずれかの型をとる。 | この傷病名情報が同定された時期。患者にこの傷病が出現した時期、あるいはなんらかのエビデンスによりこの傷病が患者にあると確認できた時期を記述する。電子カルテシステムの病名開始日をdateTime型で記述するのが一般的な方法である。電子カルテ共有サービスにおける6情報のひとつとして本リソースが記述される場合には、病名開始日をdateTime型で記述する。 記録を登録した日時は、別途recordedDateに記述する。記述方法として、1時点の日時、患者の年齢(曖昧な年齢時期の記述も可能)、開始時期と終了時期による期間、年齢の区間、(なんらかの出来事を引用して記述するような)文字列で時期を記述、の5通りのいずれかの要素(onsetDateTime、onseAge、onsetPeriod、onsetRange、onsetString)からひとつの記述方法を選択して、それにより記述する。複数を選択はできない。onset要素は記述しないで、直接onsetDateTime要素などonsetXXXXの要素により記述する。 |
||||||
onsetDateTime | 0..1 | dateTime | 一時点の記述方式: 日付または日時。年や年月だけでもよい。例:2018,1973-06,1905-08-23,2015-02-07T13:28:17+09:00。 時刻に24:00の使用はできない。 電子カルテ共有サービスにおける6情報のひとつとして本リソースが記述される場合には、病名開始日をdateTime型で記述することが必須。 |
例示 | "2018" "1973-06" "1989-08-23" "2015-02-07T13:28:17+09:00" |
||||
onsetAge | 0..1 | Age | 年齢や年齢を基準にして記述する方式: 患者の申告による、状態が出現し始めた年齢。 |
例示 | 50歳 の例 、50歳 以上 の例 を以下 に示 す。 | ||||
onsetAge | value | 1..1 | decimal | 年齢の値。月齢や週齢なども可能。 | 例示 | "50" | |||
onsetAge | comparator | 0..1 | code | valueの値と等しい年齢を表現したい場合には、=は不要でこの要素は出現しない。 そうでない指定をしたい場合には、<、<=、>=、>のいずれか。 要素valueの値の解釈方法。例では、「50歳以上で」と記述したい場合には、>=を記述する。 |
例示 | ">=" | |||
onsetAge | unit | 1..1 | string | 単位表現。文字列で単位文字列を記述する。 | 例示 | "歳" | |||
onsetAge | system | 0..1 | uri | 単位体系UCUMコード体系。固定値。 | 固定値 | "http://unitsofmeasure.org" | |||
onsetAge | code | 0..1 | code | 単位体系における単位コード。min:minutes、h:hours、d:days、wk:weeks、mo:months、a:years | 例示 | "a" | |||
onsetPeriod | 0..1 | Preiod | 期間。 | ||||||
onsetPeriod | start | 0..1 | dateTime | 期間の開始日時 | |||||
onsetPeriod | end | 0..1 | dateTime | 期間の終了日時 | |||||
onsetRange | 0..1 | Range | 曖昧な時期を最小値と最大値とで記述する。以下の記述例は50歳台。 | ||||||
onsetRange | low | 0..1 | SimpleQuantity | 下限値表現 | |||||
onsetRange | low | value | 0..1 | decimal | 年齢の値。月齢や週齢なども可能 | 例示 | "50" | ||
onsetRange | low | unit | 0..1 | string | 単位表現 | 例示 | "歳" | ||
onsetRange | low | system | 0..1 | uri | 単位体系UCUMコード体系。 | 固定値 | "http://unitsofmeasure.org" | ||
onsetRange | low | code | 0..1 | code | 単位体系における単位コード。min:minutes、h:hours、d:days、wk:weeks、mo:months、a:years | 例示 | "a" | ||
onsetRange | high | 0..1 | SimpleQuantity | ||||||
onsetRange | high | value | 0..1 | decimal | 年齢の値。月齢や週齢なども可能 | 例示 | "59" | ||
onsetRange | high | unit | 0..1 | string | 単位表現 | 例示 | "歳" | ||
onsetRange | high | system | 0..1 | uri | 単位体系UCUMコード体系。 | 固定値 | "http://unitsofmeasure.org" | ||
onsetRange | high | code | 0..1 | code | 単位体系における単位コード。min:minutes、h:hours、d:days、wk:weeks、mo:months、a:years | 例示 | "a" | ||
onsetString | 0..1 | string | ` | 例示 | "70歳台" | ||||
(abatement) | 0..1 | (dateTime、Age、Period、Range、string)のいずれかの型をとる。 | この傷病名情報による患者状態が終了したと同定された時期。患者にこの傷病のある状態が終了した時期、あるいはなんらかのエビデンスによりこの傷病のある状態が改善もしくはある状態になったと確認できた時期を記述する。電子カルテシステムの病名終了日をdateTime型で記述するのが一般的な方法である。電子カルテ共有サービスにおける6情報のひとつとして本リソースが記述される場合には、病名終了日をdateTime型で記述する。この終了日における転帰情報をclinicalStatus要素に記述すること。通常は、この日付がある場合のclinicalStatus要素は"active"以外の値となるが、例外的に"active"でもよい。 abatement要素は記述しないで、直接abatementDateTime要素などabatementXXXXの要素により記述する。 |
||||||
abatementDateTime | 0..1 | dateTime | 一時点の記述方式: 日付または日時。年や年月だけでもよい。例:2018,1973-06,1905-08-23,2015-02-07T13:28:17+09:00。 時刻に24:00の使用はできない。 dateTime以外の方法で記述したい場合には、oncet要素の説明を参照のこと。電子カルテ共有サービスにおける6情報のひとつとして本リソースが記述される場合には、病名終了日をdateTime型で記述することが必須。 |
例示 | "1989-08-23" |
||||
recordedDate | 0..1 | dateTime | この状態が記録された日時。 | 例示 | "1989-08-23" | ||||
recorder | 0..1 | Reference(JP_Practitioner ) | この状態を記録した人の情報への参照。記述方法は、「診療情報・サマリー汎用リソース外部参照仕様」を参照のこと。 | 例示 | 「診療情報・サマリー汎用リソース外部参照仕様」を参照のこと。 | ||||
asserter | 0..1 | Reference(JP_Patient| JP_Practitioner| |RelatedPerson|) | この状態があると確認(主張)した人の情報を記述しているJP_Patient、JP_Practitioner、RelatedPersonのいずれかのリソースへの参照。 本仕様ではこの情報を記録しないが、記録したい場合にはPractitionerへの参照におけるdisplay子要素だけとし、別のリソースへの参照をしない。(新たなリソースによる追加記述を避けるため) |
例示 | { "type": "Practitioner", "display": "患者の母" } |
||||
stage | 0..* | この状態の臨床的ステージやグレード表現。 | |||||||
stage | summary | 0..1 | CodeableConcept | system値はMEDIS標準病名マスター修飾語交換用コードを使用する場合の例示。"1244"は、MEDIS標準病名マスター修飾語交換用コードで"第1期"のコード。"第1期"はそのテキスト記述の例。 | 例示 | "http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-modExCode" | |||
stage | "32GR" | ||||||||
stage | "第1期" | ||||||||
stage | assessment | 0..* | Reference(ClinicalImpression | DiagnosticReport | Observation) | ステージ情報の根拠となる診断レポートや検査結果、または臨床評価情報への参照する。記述方法は、「診療情報・サマリー汎用リソース外部参照仕様」を参照のこと。 | 例示 | 「診療情報・サマリー汎用リソース外部参照仕様」を参照のこと。 | |||
stage | type | 0..1 | CodeableConcept | ステージ分類の種類。病理学的分類、臨床分類、TNM肺癌分類、など。当面コーディングをせず、text記述だけ必要に応じて行う。 | |||||
evidence | 0..* | 状態を確認または反駁した証拠など、状態の検証ステータスの基礎となる裏付けとなる証拠/兆候。 | |||||||
evidence | code | 0..* | CodeableConcept | 状態を裏付ける症状や所見。system値はMEDIS標準病名マスター病名交換用コードを使用する場合の例示。"BOEF"は、MEDIS標準病名マスター病名交換用コードで"持続腹痛"のコード。"持続腹痛"はそのテキスト記述の例。 | 例示 | "http://medis.or.jp/CodeSystem/master-disease-exCode" "B0EF" "持続腹痛" "長く続く腹部の痛み" |
|||
note | 0..* | 患者状態に関する追加的な情報 | |||||||
note | author | 0..1 | |||||||
note | author | authorString | 0..1 | string | 記載者氏名などの文字列。必ずしも氏名でなくてもよい。 | 例示 | "病理検査担当者" | ||
note | time | 0..1 | dateTime | この追加的な情報が作成された日時。 | |||||
note | text | 1..1 | markdown | 追加的な情報の内容。markdown形式のテキストが使用できる。データとして1Mバイト以内であること。 |
Usage: